パチンコ・スロット依存症

パチンコ依存症が、脱依存するべく初めて母親に助けを求めてみた話

私はパチンコ依存症です。

 

先日とうとう、母親にパチンコ依存を克服したくて助けを求めました。

母親には叱られました。淡々と、叱られました。

やっと叱られる事ができました。

 

本当はずっと、私は母親に『パチンコなんて止めろ!』って叱ってもらいたかったんです。

私がパチンコ依存になったビギナーズラック

20歳の時に、父親に連れられて行ったパチンコ屋。

父とはホール内で別々になり、私は当時あった3回権利物のギンギラパラダイスを打った。

なんだかよく分からないままに、魚の図柄が3つ、揃っていた。

 

下のアタッカーが開き、慌てて玉を入れる私。でもその後アタッカーは閉じてしまって、私はこの後どうすればよいのか分からなかった。

隣に座っていたおじさんが、『右のアタッカーに玉を入れるんだよ』と教えてくれた。

その後も大当たりは続き、私の足元にはドル箱が5箱ほど、積まれていた。

 

2千円くらいのお金が、あっという間に数万円になった。びっくりした。でも、病みつきになった。

ただのビギナーズラックなのに、『お金ってこんなに簡単に手に入るんだ!』って有頂天になった。

 

それから約20年。私は完全なパチンコ・スロット依存症になって、泥沼から抜け出せずにもがいている。

私がパチンコ屋に『遊びに行く』事を是としていた母に対して

母親は、私がパチンコをすることを知っていたし、なんなら『ストレス解消になるなら、それも良いんじゃない?』みたいな立ち位置でした。

でも、パチンコをまったく打たない母は知らないんです。

私が1回のパチンコで、何万円も溶かしている事を。

今までの負け額の累計が1000万円くらいになっている事を。

 

怖くて自分の収支をつけていなかったので、ザックリですが、多分それくらいは負けてる。

少なくとも600万円以上は負けてる。

 

正直、なんで『パチンコ屋に行くな!』って言ってくれないんだろう?って思っていました。

成人済みの娘に、そんな事言う必要はない?

酷いときは毎日、会社帰りにパチンコやスロットを打って、帰宅が23時近くになっていたのに?

なんで『ストレス解消』なんて言うんだろう?

 

私はこんなに苦しいのに。苦しいのにまたパチンコを打ってしまって、負けて負けて、本当に死ぬほど苦しいのに、どうして分かってくれないんだろう?

そんな風に思っていた。

ちゃんと私と向き合って、『あんたの状態は異常だから、もう止めろ、パチンコなんて止めろ。』って言ってほしかった。

 

……まあ、実態を隠していたので、母が私をスルーするのも仕方無かったんだけど。

お金払ってまで、なんでこんな惨めな思いをしないといけないんだろう?

先日スロットで8千円負けました。

12時くらいからずっと同じ台を打って、途中4万円まで溶けていました。

途中から来たおばさん客が私の右隣に座って、私が何かレア役を引くたびに私の台をガン見してきて、すごくイライラした。

消えろ、このクソババア!と叫びたかったけど、我慢した。

 

そのおばさん客もだいぶ負けてて、しばらくすると消えてしまった。……けど、1時間後くらいにまた戻ってきて、同じ機種の、さっきとは別の台に座って打ち始めた。

また別の男性客が来て、私の左隣の台を打ち始めた。

 

程なくして出戻りのおばさん客も、左の男性客も大当たりして、どちらもARTに突入した。

すごく、惨めだった。

本当は逃げ出したかったけど、何万円も負けているし、天井も近かったしで、逃げるにも逃げられない状況だった。

しかも出戻りのおばさん客は、2つ離れた席から相変わらず私の台の演出をガン見してくる。

 

レア役引くと、大きい音が出るから分かっちゃうんですよね。

なんでそんな、他人の台をあからさまに見てくるんだろう、このコジ○が……と、やっぱりイライラした。

その後私もなんとかボーナスとARTをゲットして、まとまった枚数のメダルを獲得する事が出来ました。

 

……もちろん収支的には全然負けていたし、なんだか満足できなくて、当然のように私はスロットを打つのを続行しました。

 

最終的に出戻りおばさんの台は大爆発して、箱を3つほど使っていた。

ずっとARTランプが点灯していて、すごく悔しくて羨ましかった。

左隣の男性客は、1箱半出してART終了。しばらく打っていたけど、メダルを流して消えた。

 

……私は死んだ魚の目をして、左隣の台に移ってまたスロットを打ちました。

ART中の挙動を隣でチラチラ見ていて、明らかに自分の台よりも高設定だと思っていたので、迷わずに移動しました。

 

すぐに大当たりして、またある程度のメダルを出す事ができ、そこでようやく私は少し安心できたんです。

でも、出戻りの他人の台の演出をガン見するおばさん客のせいで、もう全然打っていて楽しくなかった。

そのおばさん、なんなら途中で私の後ろに立って、私の台のARTの残りゲーム数とか確認しに来たりしてたし……。

 

ホント、全然楽しくなかった。

ホント、もう、ほとほとうんざりした。すごく惨めで、泣きたいくらいに悔しかった。

 

なんでお金払って、こんな気持ちにならなきゃいけないんだろう、ほんとにバカだ。

『もう、パチンコ行くな』って言ってもらえないかな?

その夜、私はやっと母親に言いました。

『あのさ、ちょっとお願いがあるんだけどさ』

『もうさ、私に、パチンコ行くな、って、言ってもらえないかな?』

『依存症だから、また行きたくなると思うんだけど、頼むから、もう行くな!って、その度に言ってもらえないかな?』

 

そうしたら、母が

『え、言って良いの?怒ると思って今まで黙ってたんだけど』

だって。

 

なんかもう、ガックリした。早く言ってよー!じゃないけど、

早く言ってよ、そう思ってたなら、早く言ってよ!!!!

って、思った。

 

もちろん私がパチスロ依存症になったのが一番悪いんだけど。

………早く、言ってほしかったなあ。

 

あと『パチンコ行って、スッキリして帰ってくるならまだしも、負けてそんなウダウダされてもねえ。無意味だわよねえ。』

って、怒られもした。

 

……ほんと、もっと早く言ってほしかった。そんな事思ってるなんて知らなかった。

禁パチするために、現金を自分から遠ざける

その後、私は手元のキャッシュカードをバキバキに割りました。これで簡単にはお金は下ろせない。

クレジットカードがあれば必要な買い物はできるし、なんの問題も無いです。

銀行の窓口に行けば、まだお金は下ろせちゃうから、念のため銀行員を職場の鍵付きロッカーに置いておく事にしました。

 

本音を言うと、銀行印も捨ててしまいたい(いざという時には紛失扱いで新しいハンコを登録できるから)。

でも、とりあえずそれは止めておきました。

 

キャッシングは、小心者な性格のせいで手を出す気にならない。

身内がキャッシングでトラブルになった事があって、それを見ていたので、怖くて手が出ない。

そこら辺はまだ良かったなあと思います。

 

とりあえず、身内に助けを求める事が出来て、少しだけ気持ちが楽になりました。

 

今度こそ、ほんとに今度こそ、

禁パチスロして、人間のクズを卒業したいです。