生活・健康

若くして亡くなった、かつての友人のお葬式~行かなければ良かった

30歳で亡くなったかつての友人の葬儀に行ったけど、行かなきゃ良かった

 

10年くらい前なんですが、夜中にケータイに電話がかかってきました。番号通知のみで、誰からかかってきたか分からない電話。

通常は無視するんですが、その時はなんとなく出たんですね。

相手は『あ、出てくれた。良かった……』。それは以前仲良くしていた事のある、Aさんからでした。

 

かつて友人だったBさんの訃報

電話の内容は、『Bさんが亡くなった』というもの。

Bさんは、以前Aさんと私との3人で仲良くしていた事のある人です。でもだんだん私が2人といるのが息苦しくなって、疎遠になっていた相手でもあります。

 

なんで疎遠になったかと言うと、私が自分の人生が全然うまく行かなくて、いわゆるリア充なAさんとBさんと一緒にいるのがキツかったからです。

 

その旨は伝えて距離を置きたかったんですが、Bさんは『せっかく仲良くなったのに、そんな理由で離れるのはもったいない』と言って、たびたび私におススメの本やら近況やらのメールを送ってくる人でした。

正直ありがた迷惑だったんですが、そのBさんが亡くなったとの電話。

 

なんというか、自分は本当にクズだなあ…と思うんですが、訃報を聞いても正直なにも感じませんでした。『ああ…亡くなったんだ……。以前病気されてたけど(Aさんから連絡を受けて、お見舞いに1度だけ行った)、それが原因で?』というくらい。

 

連絡をくれたAさんも『悲しくないの…?』と言うくらい、私の反応は淡々としていました。

 

思い入れのない他人が亡くなっても、涙は出ない

ぶっちゃけ思い入れがなければ、身内が亡くなってもそんなに悲しくはないもんです(体験済み)。それが他人となれば、なおさらどうでもいいというか、なんというか…。もちろん『若いのにお気の毒な…』とは思いましたけど。

 

でも私はBさんとはもう離れたかったし、その思いも伝えた。最後にお見舞いで会ってから6年くらい経っている。その間近況報告的なメールはもらったりもしたけど…。

でももう私の中でBさんは、小説の登場人物のような、ある意味架空の存在になっていました。

 

…そういう相手が亡くなった時はどうすれば良いんですかね?私はとりあえずお葬式には行くとAさんに伝え、葬儀場に一緒に行く約束をしました。

 

ただ、やっぱり行かなければ良かったな…とふり返って思います。

 

Bさんの旦那さんは、私の名前を知りませんでした

なんでお葬式に行ったのを後悔(ってほどでもないけど)しているのかと言うと、Bさんの旦那さんが私の名前を知らなかったからです。

どうもBさんは私のことを【マンガの子】と言っていたらしく、実名で話していなかったらしいんです。確かに私はマンガが大好きでしたが…。

 

なんか、その話を聞いて『Bさんにとって、私ってなんだったんだろうなー』と思ったんですね。なんのかんの言ってBさんって、私の事をバカにしてたんじゃないかと。被害妄想かもしれないけど。私自身を見てもらえていなかった気がしたというか…。

 

こちらから距離を置きたいと言って離れたので、それは別に良いんですけど、なんかモヤモヤしたというか…。

 

それでも実際の葬儀の場では、涙は出る

自分でも意外だったのが、実際に葬儀場でBさんの名前を見た時はショックを受けたし、ご遺体を見たときは涙も出ました。

 

Bさんはリアルに綾瀬はるかみたいな美人だったんですけど(バイト先や大学ではストーカー被害にもあってた)、『美人薄命って本当なんだなー…』なんて、泣きながら思う自分に相当トホホな気持ちを感じたり。

 

あとは自責の念というか…。Bさんは私との縁を続けたがっていたのに、私はそれをかたくなに拒絶し続けたなあ…みたいな。

※でもその後【マンガの子】って言われていたのを知って、なんかどうでも良くなったのも事実。

 

その後Aさんから『先にお線香をあげに行って』と言われたけど

Bさんのご葬儀が終わってからしばらくは、Aさんとのメールのやり取りがありました。内容としては、

 

『私はしばらく忙しくて、Bさんの実家にお線香をあげに行けない。なので、あなた1人で先にお線香をあげに行ってあげて』

 

…みたいな内容でした。

行きませんでしたけど…。行くのは出来たけど、行きたくなかったので、行きませんでした。Aさんと一緒ならなんとか行く気にもなったんですが、1人でBさんの実家に行く気にはなれなかったんです。

 

正直話せるようなBさんへの思い入れも無かったし…。『綺麗で頭の良い人でしたね』くらいしか、出てこなかった。ただの感想じゃん、みたいな。

 

そして私がBさんと(Aさんとも)距離を置きたがっていたのを知っているAさんが、たびたび『先にお線香をあげに行って』とメールしてくるのにも、うんざりしていました。

 

Bさんは私にとって、劣等感を刺激される人でしかなかった

今から思うと、とにかくBさんは完璧でした。

私が欲しいものを、Bさんはすべて持っていた。美しさや頭の良さ、人望、結婚、大手企業の正社員…。

 

同じバイト先で、同じ学年だったってだけの縁でしばらく仲良くしていたんですが、ぶっちゃけAさんとBさんの親友の輪に、私が紛れ込んでいただけだったなあ…みたいな。

 

私は私で、無意識に【綺麗で完璧な友達を持っている私】みたいな、Bさんをアクセサリーにしているフシもありました。でもそれはもちろん何の意味もないことでした。

 

結局Bさんのご葬儀以来、Aさんとも会っていないんですが、もう一生会うこともないと思うし、仮にAさんの訃報を受けても、お葬式には行かないだろうと思います。

 

………ここまで書いて、本当に私って腐っているな~と思うけど、事実なんだからそのまま書きました。ただね、自分の劣等感を刺激されるだけの相手なら、完璧に距離を置いてその後の一切の縁を断つ。結婚式はもちろん、お葬式も行かない。

 

それくらいでないと、私の卑屈な性格がますます卑屈になっちゃうなあ…と思って。自衛みたいなもんです。間違った自衛かもしれないけど。