マンガ感想文

この世に真実はいくつあるか知ってますか?じゃあ〇〇の数は?

あなたはこの世界に、真実はいくつあると思いますか?
某コナンくん(某になってない)のように、「いつも1つ」ですか?

 

では1つだと思う、その根拠は?明確に説明できるでしょうか?

 

ちなみに私は「1つ」だと思ってました。でも、それは違いました。

 

説明できる人も、できない人も、ぜひ読んでほしいマンガがあります。

「ミステリと言う勿れ」田村由美・著
ミステリと言う勿れ1巻表紙

簡単なあらすじ

主人公は大学生の「久能 整」(くのう ととのう)くん。

友達も彼女もいない、親のすねをかじってアパートでひとり暮らしをしている大学生です。

 

そんな整くんの部屋にある日刑事が。
同じ大学に通う知人が殺害され、その容疑者として整くんが任意同行を求められます。

 

取調室の中での会話をもとに、整くんが犯人を突き詰めていく…というストーリーです。

 

この事件が解決した後は、また別のシチュエーションで話が進みます。バスとか、新幹線とか。。

当たり前だと思っていた事がくつがえる

ここで冒頭の質問です。

 

「あなたはこの世界に、真実はいくつあると思いますか?」

 

整くんを取り調べている刑事は「1つに決まっている」と言うんですが、整くんはこう言います。

 

「人は主観でしか物を見られない。それが正しいとしか言えない。神のような第三者がいないと、見きわめられない。」

 

「だから戦争や紛争で、敵同士でしたこと・された事が食い違う」……と。

ミステリと言う勿れp44の画像

「ミステリと言う勿れ 1巻 p44(キンドル版)より

真実は人の数だけある。そしてその後にこう続けます。

 

でも、事実は1つです。

 

このマンガを読んで、私はとにかく考えさせられました。
今までそんな事考えた事もなかった!…な事について整くんは淡々と語っていきます。

 

・大切に育てた娘に嫌われたとボヤく刑事への回答

・子供にキラキラネームをつける事についての考え方

・子供を生んで奥さんが変わったとボヤく若い旦那刑事に対する見解

・人を殺してはいけないって言うけど、それは何故?納得のいく説明は?

 

まだまだありますが、どうですか?あなたならどう考えますか?

学校の道徳の教材にしてほしい

整くんの言葉は圧倒的な説得力をもって迫ってきます。
そして誰に対しても平等で、相手によって態度を変えるという事もありません。

 

人生において「これは知っておいたほうが良いよな」と思う知識や見解が増えていきます。

 

小学校の道徳の教材にしたら、自分の頭で考える力・ものを多面的に見る力が付くんじゃないかと。

 

道徳の教材とまではいかなくても、中学生以上の人にはぜひ読んでもらいたいです。

絵にクセはあるけど、お試しで16ページ読めます

表紙絵で感じるかもしれませんが、絵柄はけっこうクセがあります。

 

1ページあたりのコマ数も多い(8コマとか当たり前)、セリフも多いので、最初はちょっと読みにくいかもしれません。

でも、それで敬遠してしまうのはあまりにもったいない。

 

アマゾンでお試しで16ページ分、読めます。
たったの16ページで何が分かるんだと思われそうですが、

 

本当に面白いマンガは、お試しで16ページもあれば充分です。

実際ストーリー漫画って、最初の5ページで読者の興味を引けなきゃダメなんですよ。

 

私もお試しを読んだ後、続きが気になりすぎて…。 読んだら人生の見え方がちょっと変わります。

 

読んだ後は、身近な人に質問してみてください。

 

「この世に真実っていくつあると思う?」